十色日記

妊娠の記録。4月予定日/9wに絨毛膜下血腫診断

再出血、前置血管疑い、大学病院への転院

題名の通り、怒涛の一週間でした。

 

 

里帰り先の産婦人科での診察を終えて、茶おりと付き合いながら一週間ほど過ごしていました。
そんな中、22wに入ってすぐ、茶おりが赤みを帯びてきて不安になり再度受診しました。


血種は見られるが子宮頚管長は充分に長く、切迫兆候は無し。
しかし、子宮口に灰色のもやもやがあり、先生が「なんだろうこれ?」と少し訝し気になり、血流?を表示できるモードに切り替え。
「子宮口に血管がかかっている、前置血管の疑いがあります」と言われました。

 

前置血管。
前置胎盤は知っているけれど、血管の場合もあるのか!?と驚いていると、
「前置血管の場合、かなり危険なので大学病院への転院をオススメします」と言われ、紹介状を書いていただき転院する事となりました。
「出血もあるから早めに」と2日後に予約をとっていただきました。

 

診察後、「こんなことってあるのか…」「前置血管だったらハイリスクじゃないか…」と少し落ち込みつつ、安静に過ごしていたその日の夕方、排尿時にパシャリと鮮血の出血。
血の気が引きました。

朝に診察していただいたばかりでしたが、9wの頃のトラウマになっている出血と同様の状況だったので、震えながら再診察をお願いしました。

結果、出血以外の問題は無し。
血の塊が膣内に見えるので、それが剥がれた事での出血だろうとのこと。
安静にして様子を見るしかできる事はなく、家に帰りました。

 

 

その日の夜は、妊娠生活の中で最悪の時間だったと思います。

排尿のたびに生理二日目並みの出血(4-5回くらいはありました…)。
便器は真っ赤、血だまりがトイレの底に見える。
お腹はすごく張って苦しい。
里帰りしてすぐ、不安になるほどの出血にお腹の張り、前置血管疑いの診断。
もう辛くて年甲斐もなくかなり派手に泣いてしまいました。
(目が腫れていたようで、帰宅した父にかなり慰められました)

 

 

次の日、出血はあれど鮮血ではなく、色が赤褐色になっていました。
出血量は決して少なくはなかったですが、「昨日の出血の名残だろうな」と思えたので、
その日はご飯も何もかも家族にお願いして、ずっと横になっていました。
心配した近隣に住む弟が来てくれて、とても心強かったです。

そのおかげがお腹の張りは随分とよくなり、次の日の大学病院の診察に備え、早めに就寝しました。

 

 

大学病院での受診の日。
県内で一、二を争う規模の病院という事もあり、大きい。
その大きさに驚きつつ、初診を待ちました。

結果、出血以外の問題は見当たらず、紹介のきっかけとなった前置血管も見て取れないと言われました。
え? 血管ってどっかいくことあるの…?と思いましたが、前置血管疑いで受診している状態でエコーを見逃す事もないだろうと思いなおしました。
(心配になったら週数が後になってきた時にもう一回聞き直そうと思ってます)

かかった先生は理論的で淡々とした方で、

 

出血の原因は、お腹を開いてみないと分からないし、止血もお腹を開かないとできない
→でも胎児がいる以上それはできない
→今できる事は無理しない事以外ない
→今後も出血するたびに問題がないかあるかを都度確認していくしかない
と言われました。

 

胎児も元気、子宮頚管長も十分ある。問題は出血だけ。
となると、疑いは捨てずに都度付き合っていくしかないのだな、と思いました。
(ちなみに前置血管が出血するとこんなもんではないし、胎児は亡くなりますとハッキリ言われました)

 

ということで入院も服薬も無し。
「家で無理なく日常生活を送る」という今までと変わらない生活を指示されました。
退屈な日々ではありますが、一先ず入院にならなくてよかったと胸をなでおろしています。

 

 

大学病院は分娩予約はないようなので、やろうと思えば健診は大学病院→出産は別の産院とかもできるようです。
費用面や待遇、距離の面から、本当は産院がいいのですが、
これまでの出血回数も多く、転院も繰り返しているので、腹を括って大学病院で産もうと思います。
医療面では最適の選択をしているとは思うので、母子ともに健康に産むことを最優先に頑張りたいところです。

 

 

思い出しつつ書いてたら長くなったなぁ……
しかし、妊娠というのはわからないことだらけですね。
相当出血している部類だと思うのですが、こんなんでもこれまで胎児はすくすくめきめきと育っているので、こんな妊婦もいるんだなぁと思っていただければと思います。